最近思うこと。
今まさにハノイでインターンをしていることもあって、よくインターンについての質問や相談を受けることがあります。
みんな意識だけは高いので、インターンに参加さえすれば自分には何か出来ると思ってるんでしょうか。
聞いてくる内容は、
「どんな仕事をさせてもらえるのか」
「他の会社はこんな待遇だって言ってたけど、岡崎のところはどんな待遇があるの?」
などなど。
どんな質問を聞いていても思うのは、みんな受け身だなということ。会社が何をしてくれるのか、というところしか見てない。
もちろん会社は最低限の人権と生活は保障してくれるけれども、仕事や待遇の中身はあなたの能力と積極性次第です。
「何をしてくれるか」を尋ねるより先に「自分には何が出来るか」を語ってください。
何も出来ない受け身な人間に向いているインターンなんて存在しないので。
こういった学生にあきれる一方で、こういった意識でインターンを考えている学生を生んだ背景には企業の責任もあると僕は思います。
Wantedlyとか見てると、「本物の実力を身につける3日間!」みたいな宣伝文句で学生を集めて会議室でディスカッションしたりとかして。「よく出来ました!来てくれてありがとう!」とか言って解散。
で、それを経験した先輩が後輩たちに「いやあーやっぱりインターンすると成長するよ!」とかドヤ顔で語り、それを聞いた後輩は「先輩かっけーす!俺もインターンします!」とか言ってたいした目的も持たずに綺麗事だけ並べてインターンに参加して・・・の永遠ループ。
僕も過去にいくつか参加したことがあるのですが、1から10まで手取り足取り教えてくれるし、会社のお偉いさん方から「頑張ってるね~」なんてほめられたりして気分は良かったですね。何も得るものは無かったけど。
もちろん学生からすれば、同じ「インターンしてきましたっ!」っていうステータスが手に入るなら短いほうが良いに決まってます。受け入れる側も一時的なコストはかかるものの、少しの間お子ちゃまの相手をして、嫌なことがあっても我慢すればいいだけで学生に対して責任を持つ必要もなくて楽ですよね?万が一にでも優秀な学生がいたら採用コストとしては安く済むわけですし。ね?
ただ、企業はそのクソみたいな「社会科見学」がクソみたいな受け身学生を生んでる一因だということにそろそろ気づいてください。
また社長から「お前は何様だよw」と言われてしまいそうですが、これもインターンをして気づいたことの1つとしてアウトプットしておきました。
最後に。
インターン先を選ぶときは本気で学生にぶつかってくれる企業を選んでください。
そしたらその先には最高のインターン生活が待ってます。
追記
特に半年以上の長期インターンをされる学生の方には以下の記事もぜひ読んでいただきたい。
22歳になりました。
本日10月2日が誕生日でして、ついに22歳になりました。
「はいもっとぅおい」から「はいむいはいとぅおい」とだいぶ年齢が言いづらくなりました。
ついこの間まで小学校の校庭でケイドロしていた気がするのですが、時が経つのは早いです。
ただ、僕にとって今日は誕生日とは別に特別な日なんです。
4月2日に来越してFramgia Vietnamでお世話になり始めてから今日でちょうど半年。
ランドセルにターザンパンツという出で立ちでオフィスに来て、CTOの方からイジっていただけなかったあの日から半年です。
本当に色んなことがあったし、多くの方々とお会いしてお話させていただく機会をいただきました。
ハノイの街も知っていくにつれて最高に好きな街になりました。
ベトナム語が通じないと分かっていながら身振り手振りを加えてベトナム語でマシンガントークをかましてくるおっちゃんも、お母さんのようにあれこれ心配してくれて、毎日違う女の子をお嫁さん候補として紹介してくれるおばちゃんも大好きです。
そして、Framgiaも本当に最高な会社です。
会社というよりかは家族って感じかな。
インターン生でも自分が望めば望んだ分だけの仕事と責任を与えてくれる。
「インターン生だから~」と言われることもなく家族の一員として扱ってくれる。
Back Officeの方々は「何か生活で問題ない?」「ご飯食べてる?」「最近はバイク事故で怪我してない?」と常に気にかけていただいているので、安心感を持って生活出来ています。
さらには社員の方々だけではなく、ハノイにいらっしゃているクライアントの方々にも温かく見守って頂きながら(時にはハラハラさせながら)、伸び伸びと知識と経験を吸収させていただいています。
まだまだインプットをアウトプットに繋げられていないので、そこは必死のぱっちでアウトプットしていきます。
22歳。今まで蓄積してきたエネルギーを推進力に変えて突き進みます。
常に自分に挑戦できる位置に身を置いて、自分の限界を探しに行きます。
これからめーーーーっちゃ迷惑かけますがよろしくお願いします!!!
長期海外インターンをオススメしない3つの理由
1.日本に帰りたくなくなる
おそらくインターンを始めてから2ヶ月ほどで、インターン先の土地に愛着が湧いてきてそこから離れるイメージが付かなくなってきます。
ハノイに来て5ヶ月が経ちましたが、もう日本のことがほとんど思い出せません。ハノイの街が、バイクが、渋滞が、埃っぽい空気が、ベトナム語でガンガン絡んでくるおっちゃんが生活の一部になっています。
日本に戻って知らない人とは素知らぬ顔してすれ違う生活とかもう無理です。これからも知らないおっちゃんと絡んで(絡まれて)、酒をたらふく飲んで酔いつぶれて寝る生活がしたいです。
日本で言葉にしなくても通じるハイコンテクストな会話よりも、1から100まで言わなきゃ伝わらないのに英語すら全く通じなくて悶絶しながらコミュニケーションをしていきたい。
何でもあってモノが満ち足りた便利な生活よりも、何か色々欠けてるけど刺激と熱気に満ち溢れた生活を選びたくなります。
日本食レストランも各地にあるので、特に食べ物も恋しくなることはありません。
なので、日本で卒業して日本で就職するんだ!という方にはオススメしません。1ヶ月ぐらいインターンして、「海外インターンしてきました!」っていう充足感に浸りながら日本で生活したほうが良いです。
2.恋人が出来る
これは本当にマズいですね。
ずっと地元で生活していると、そのうち行きつけのレストランとかカフェがいくつか出来てくると思います。そうするとそれらのお店の店員さんに1人は気になる子が出来ます。相手からするとこちらは外国人で注目の的です。コンタクトするのは超絶簡単です。あとはチャットでやりとりしながら、週末には観光に連れて行ってもらったりして次第に仲良くなっていくと・・・ねえ?
こうなってしまうと、ただ別れが辛くなるだけなので良い友達ぐらいで日本に帰れる短期インターンのほうが後腐れもなく楽しい思い出だけが残る良いインターン経験になると思います。
まだ半年ほど残っていますが、すでに心苦しいです。はい。
3.仕事の楽しさを知ってしまう
最初の2ヶ月ほどは何が出来るか受け入れ先の企業の方も分からないので、誰でも出来るような仕事しか任せていただけないかもしれません。そうすると、「仕事にやりがいなんて感じられないし、大学でちゃんと勉強して良い企業に就職しよう」という気持ちになるかもしれません。
しかし長期でインターンしていると、社員の方々もどんな仕事が適正なのかが分かってきて次第に責任のある仕事を任せていただけるようになります。すると惰性の日々が急に学びの多い生産的な日々に変わります。
僕も書類作成のみをやっていた最初の3ヶ月と、QAの見習いを始めさせていただいた後からでは全然仕事への意識が違います。今は自分がOKを出したものが世の中に出回るという中で品質に責任を持って仕事をしています。責任感をもって仕事をするということはめちゃくちゃ楽しいです。日々仕事の中でインプットがあって、それをどんどん仕事にアウトプットしていく。この気持ちいいプレッシャーが最高でやめられません。
これを経験してしまうと、「で、大学に戻って俺は何をするの?」という疑問に襲われます。おそらくたいていの場合は答えを見つけられず、大学に戻る意義を失ってしまいます。もし残りの学生生活が半年とか1年なら何とか我慢できるのかも知れませんが、僕のようにあと2年も残してしまっていると大学に戻ることを考えるだけで鬱になりそうです。
ですので、最低限大学は卒業したい、という方には長期海外インターンはオススメできません。鉄の意志でも持っていない限り、中退する確率がかなり高いです。
さて、僕が長期海外インターンを大学生のみなさんに全くもってオススメしない理由を3つほど挙げてみましたが、いかがでしょうか?
長期で海外インターンをしたいのであれば、ある程度の覚悟を持って来てください。受け入れてくれる企業側も覚悟を持って受け入れてくれています。
上記を読んで、「それでも俺は海外で長期インターンがしたい!」という方はぜひ下記のインターンに応募してみてください。ハノイで一緒に最高の経験をシェアしましょう!!
お待ちしてます。