要件を満たしているかどうかを確認することがQAの仕事じゃない

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久しぶりに読んで興奮する本に出会った。

 

それがこの本。

ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー

ジョナサン・アイブ 偉大な製品を生み出すアップルの天才デザイナー

 

 この本は2年前のインターン時代に読んで、

Appleにはこんな凄い人がいるんだなー」

と思いつつ、理由は忘れたが途中で読むのを諦めた。

 

そんな本を再度読み直すきっかけとなったのは、藤本さんから

「これからはProduct Managerが必要とされる時代になる。

まずはこの本を読んでみて。」

とオススメをいただいたため。

 

最初にこの本を開いた時から2年経って、

QAとして最低限の仕事がこなせるようになった今読み返すと、

プロダクトデザインやUI/UXに対する考え方、ユーザーファーストの姿勢は

QAとしての考え方との共通点が多く、

技術書で細かい概念や方法論を学ぶことと同じぐらい、

この本に書かれているジョナサン・アイブの哲学は有意義なことに感じた。

 

これを読み終わった後に、

ここ数か月の自分の仕事内容を振り返ってみると

QAを始めたころよりもユーザーファーストの姿勢が薄れていた。

 

仕事に慣れてくるにつれて、

「少し気になるけど要件は満たしているから、とりあえずこれでOK」

と考えることが多くなっていた気がする。

 

QAとしては、

要件を満たしていることを確認するのは当たり前である。

そこにプラスアルファとして

「ユーザーにとって使いやすいか」をチェックすることが求められている。

 

最初にQAを始めてみて楽しいと思えた理由の1つは、

「プロダクトが使いやすくなっていく実感が得られる」

だったにも関わらず、

慣れてくるにつれて妥協してきたのは、

自分の怠惰でしかない。

 

この本のおかげでユーザー視点の重要性を再認識し、

今日から改めて仕事を楽しもうと思えた。

 

この本を読んだ興奮が冷める前に今の気持ちを文章に残しておく。

ということで久しぶりに更新してみました。