「過去」を語るということ。
大学生活を再開して1か月半が経ちました。
仕事と学業の両立は楽しいです。
仕事ばかりでもなく、勉強ばかりでもなくという良い感じに相互作用が働いている気がします。
さて、夢のようなハノイでのインターン生活の終わりから早くも2か月半が経つのですが、インターン先の人事の方から「Wantedlyのインタビューを書いてほしい」と依頼をいただいたので書くことにしました。
書き始めてから3時間近く経つのですが、書いては消しての繰り返し。
全く進む気配がない。
なんだか何を書いても綺麗に飾った嘘を書いているような気分になって、上手く自分のインターン生活を正直に伝える言葉が浮かんでこなくて右往左往してます。
僕だけかもしれませんが人が過去を振り返って、その話を他人にするときは大体以下の2パターンのどちらかになると思います。
・楽しかった話、どんな成果を残してきたか(ポジティブ)
・辛かった話、自分がどれだけキツい努力をしてきたか(ネガティブ)
もちろん両方の話をすることもあると思います。
しかも大抵3割増しぐらい脚色されてる。
自分が一番本当のことを分かっている分、余計につらくなります。
しかし、自分のインターン生活を振り返ってみて思うのは、今の自分を構成しているのは上記のポジティブとネガティブの間にある何でもない日常だったり会話だったりするわけです。
リリース前日にオフィスでエンジニアの方たちと徹夜で仕事したり、バイクで片道100kmの一人旅したり、同じアパートのみんなと屋上で飲んで騒いで歌ったりした取り立てて人に話すほどのことでもない日常の出来事の積みかさねが今の自分の大部分を構成しています。
それを抜きにして過去の話だけをしても、自分がインターンで感じた大切な何かを誰かと共有することは出来ない。たぶんこれは一緒に同じ日々を過ごした三城さんやHasan、Karim、Liconとしか共有出来ないのかもしれません。
ただそれならそれで最高だと思います。
なーんてことを色々と考えた結果、今の自分に話せるのは「今まで何をしてきたか」ではなくて「今何をしているのか」「これから何をしていくのか」なんだな、と。
過去しか語ることの出来ないダサい奴にはなりたくない。
常に話すことが尽きないように、過去の話に逃げないように常に前を向きながら日々精進して今やるべきことをこなしていきます。
ここ数日、疲れのせいにしてダラけている自分に喝を入れる自戒の意味も込めて。
講演会で過去の自分の経歴を語ることに力を入れている人たちをDisろうかとも思いましたが、今日はここで。